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ご塩社 夕張は、生のお塩『天日海塩750』の総販売元です

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〒068-0413 北海道夕張市鹿の谷三丁目

お塩に関するイオンの話

良い塩・悪い塩で健康に大差がつく

院長写真

摂りすぎてもよい塩

化学塩は、イオン交換樹脂膜による海水の透析法により、
電気的な方法と併せて分解し、イオン結合させています。
化学薬品同様の塩で防腐作用には優れるものの、食用としては難があります。
従来の天然塩と言われる塩田法式の塩も熱を加えて海水を蒸発させるので、
灰と言われるミネラルや、ニガリと言われるマグネシウムが除かれています。
また、ナトリウムと塩素が固く結びついていて、
海水とは程遠い成分になっています。
塩と熱との関係はあとで詳しく述べますが、
自然の熱で水分を蒸発させた塩は、イオン結合が緩やかなため、
より自然に近い塩だと言えましょう。
しかし、全く塩素とナトリウムがイオン結合せず、
かつ海水の成分をそのまま含む塩の製造技術も生まれています。
古い方式や習慣による塩採取方法を、そのまま信じないでください。
海水に熟を加えず、
単に水分だけを取り除く方法を採用した製塩法か否かさえ確認すれば、
海水に含まれるさまざまな元素をそのまま含む自然塩を
手に入れることができるのです。
以上、大きく5つに分類しましたが、
その他にも例えば、輸入した塩を用いて低温処理し、
さらにイオン化カルシウムなどを添加しているものもあります。
低温処理をしたことで、
塩素とナトリウムが離れやすくなっている点では
低温処理製法の自然塩と同じですが、イオン化カルシウムの添加によって、
違う性質になってしまいますので、厳密には一線を画すものになります。
せっかく自然のままの形で塩を取り出しても、
人工的な添加物によって自然塩のよさを損なっています。
また、ナトリウムの摂りすぎを防ぐため、塩化ナトリウムの割合を低くし、
代わりに塩化カリウムを添加したものなどもあります。
カリウムを摂りすぎると腎臓に負担をかけ、全身の筋肉を弛緩させるので、
こうした食塩は注意して使用しなければなりません。
塩分は食欲を増進させ、身体に必要なものですから、少しでも身体によく、
おいしいものを選ばなければなりません。
特に漬物や梅干しは使う塩によって、ずいぶん味が変わります。
漬物に精製塩を使うと、塩そのものにミネラルの成分が少ないため、
素材のミネラル分が漬汁のほうに溶け出てしまいます。
そのため、風味はよくありません。
自然塩で漬けると、塩のミネラル成分を摂れるだけでなく、味もよくなります。
 また、第1章で述べたように、私たちの体は常に磁気を帯びています。
身体を作っている細胞は、原子から成り立っていて、
原子は電子などの素粒子から成り立っています。
磁気を帯びた原子で作られている私たちの身体はやはり磁気を帯びていて、
健康であれば身体を流れている生体磁気に乱れはありません。
しかし、健康を乱すと、この体内の磁気が変調をきたします。
当然、食物を摂取すると、その食物によって生体磁気が影響されます。
ですから、身体の磁気を逃がさないよう食物も選択しなければなりません。
その上手な選択こそが、健康を維持するために最も必要なことだと言えます。
塩は、すべての生命を生み出した偉大なる海のエッセンスで、
生命の母とも言える海のエキスを凝縮しています。
しかし、様々な塩が存在する現在の市場では、
そのエッセンスとは成分が異なるものもあります。
正しい選択のキーポイントとなるのが磁気、
すなわちそれぞれの塩がもつイオンの作用です。
身体の磁気を乱すような塩は、海のエッセンスとは言えません。
私たちの身体は、様々な微生物が宿るひ一つの宇宙です。
宇宙が地球を生み出したように、私たちも生命を生み出すことができます。
そのために、健康を保っていかなければなりません。
地球上に生命をもたらした偉大な海のエッセンス(塩)を正しく選択し、
身体に取り入れていくことは健康を維持するために必要不可欠なことです。

塩素とナトリウム●塩に関するイオンの話

ここでは、塩素とナトリウムを取り上げます。
塩素とナトリウムを結びつけているもの、それはイオンです。
元素はすべてプラスとマイナスのイオンをもち、
その力によって結びついています。元素だけではありません。
元素によって作られる物質すべてが、このイオンを帯びていて、
それによってついたり離れたりしています。
人間の身体も同じです。
プラスとマイナスのそれぞれのイオンが、
身体にいろいろな影響を与えています。その作用は温度の作用に似ています。
例えば、温度を下げると多くの物質は硬直します。
水が氷になるように、人の身体も硬くなります。
筋肉の働きも弱まり、神経も鈍くなります。
また、極度に低温になると、人の身体は、痛みすら覚えることがあります。
つまり、外部からの刺激を受けやすくなるということです。
逆に、温度が上がると物質は柔らかくなります。
凍っていた物質は温度の上昇により柔らかくなったり、液化したりします。
イオンもほとんど同様の状態を示します。
プラスイオンの働きは、温度が高い場合と同じように作用します。
ですから、プラスイオンは、緊張をほぐし、筋肉を弛緩させ、
身体をリラックスさせます。
逆に、マイナスのイオンは、身体を硬くし、肩コリを起こしたり、
老廃物を固めて排泄しにくい状態にしてしまいます。
さらには、コレステロールの付着を増加させたり、
腸の老廃物である宿便などを引き起こします。
さらには、マイナスイオンの増加は身体を過敏にし、
アレルギー症状なども起こしやすしてしまいます。
つまり、体内でのマイナスイオンの増加は
様々な病気を誘発する原因となりかねません。
これを理解していれば、
どのような食品を選んで食べればよいのかも自ずとわかるでしょう。
食物も磁気を帯びていることはすでに述べました。
つまり、食物のイオンが人体にどう作用するかを考えればよいわけです。
食物の場合、酸性かアルカリ性かでその食品のもつイオンの性質がわかります。
酸性の食品は、体内でプラスイオンを発生させます、
もともと酸性の物質は、
水に溶けた時プラスイオンの水素イオンを発生させるからです。
アルカリ性の食品は、マイナスイオンを誘発します。
つまりアルカリ性の食品を摂ると、
分極を起こし、体内でマイナスイオンを発生させるからです。
梅干しを例に挙げましょう。
梅干しは「アルカリ性の食品だから身体によい」と言われます。
梅干しは酸っぱいんだから酸性なのに、
なぜアルカリ性食品なのかと考えたことはありませんか。
確かに、梅干し自体のpHは酸性です。
梅干しがアルカリ性食品と言われるのは、分極するからです。
酸性、つまりマイナスイオンをもった食品が体内に入ると
プラスイオンを誘発するからです。
体内でプラスイオンを発生させる梅干しが、
アルカリ性食品といわれる所以です。
酢の物などをたくさん摂ると、身体が柔らかくなるのは、そのためです。
化粧品や空気清浄機などのキャッチコピーで、
最近、イオンという文字をよく見かけます。
マイナスイオンが身体によいと、マイナスイオン発生機までが登場しています。
確かに森林浴に代表されるフィトンチットもそのマイナスイオンが身体に
好影響を及ぼすからです。

イオン論理の矛盾(分極)

それでは、マイナスイオンである塩素が、
なぜ血圧を上げ、身体に悪影響を与えるのでしょうか。
このイオンの論理の矛盾は、(分極)が生み出しているのです。
分極は体内で常に起きている作用です。
磁石のプラスとマイナスと同じように、
イオンもマイナスとプラスが常に引き寄せ合っています。
つまり通常、体内の細胞膜の外側がプラス、
内側がマイナスの電気をおびているものを逆転させる作用、
それが分極の原理です。
ですから、森林浴もマイナスイオン発生機も、
それらから発生したマイナスイオンを吸い込んだ時には必ず、
体内にプラスイオンが誘発されることになります。
身体をリラックスさせ、ストレスをを和らげているのは、
実はこのプラスイオンなのです。
しかし塩素の場合、体内でプラスイオンを誘発することができません。
マイナスイオンのままで細胞内に入り込んでしまい、
分極を起こさないからです。
分極を起こさない性質をもった物質はいくつかあり、
(イオン透過性)と呼ばれています。
特にワカメや昆布といった海水で育ったものなどに多くみられ、
化学薬品のほとんどがイオン透過性のものです。
このようにイオンには、分極を起こすものと起こさないものがあります。
分極を起こすものは体内に入った時に逆のイオンを誘発させ、
分極を起こさないものは透過して細胞に入り込み、
そのままのイオンで作用します。
塩は海の産物ですからイオン透過性の物質になります。
ですから、マイナスイオンの塩素と、
プラスイオンのナトリウムがそのまま細胞内に入り込み、
それぞれの作用を細胞に及ぼします。
つまり、マイナスイオンの塩素は普通であればプラスイオンを生むはずですが、
透過性なので生み出しません。
またプラスイオンのナトリウムも透過性ですから、
マイナスイオンを生み出しません。
したがって、マイナスイオンの塩素は、体によい影響を及ぼすものではなく、
悪い影響を及ぼすものとなってしまうのです。
ですから、
プラスイオンのナトリウムが身体に必要なことも自ずとわかるでしょう。
身体のためを考えれば、マイナスイオンの塩素はできるだけ体外へ排泄し、
プラ スイオンのナトリウムを
より多く体内に留まるようにしなければなりません。
塩素は、身体に必要ない分は尿や汗などで排泄されるため、
多少摂りすぎても問題はないと前に述べました。
しかし、塩素とナトリウムが非常に固い結びつきになっていて、
二つの元素が体内で離れなかったとしたら、どうなるでしょう。
塩素とナトリウムの化合物である塩という塩化ナトリウムが、
体内でも結びついたまま片方だけ排泄することができなければ、
塩素はナトリウムとともに体内に残ることになってしまいます。
ですから、マイナスイオンの塩素とプラスイオンのナトリウムの結合度が
問題になってきます。
この結びつきが強ければ強いほど塩素を体外に排泄することができません。
つまり、塩素はナトリウムと結びついたまま、体内で作用してしまいます。

食物の分極

ここではもう少し詳しく、東洋医学的な立場からの説明を試みます。
食品にも分極するものと、イオン透過するものとが有ります。
分極とはプラスはマイナスに、
マイナスはプラスにイオンが反転することを言い、
イオン透過とはプラスはプラスのまま、
マイナスはマイナスのままでイオンが変わらないことを言います。
梅干しは、ph2より強い酸性を示すのにもかかわらず、
なぜアルカリ性食品と云われているのでしょうか。
「塩に関するイオンの話」の項で既に説明しましたが、
つまり梅干しが消化器を経由する際に消化壁において分極し、
プラスイオンを誘発するからに他なりません。
これを、酸・アルカリの表現で言い替えると、
プラスイオンすなわちアルカリの働きに替わるので、
アルカリ性食品と言われる理由なのです。
一方、酸性食品と言われる肉などは、phではアルカリを示しますが、
消化器を経由する際に消化壁において分極しますので、
プラスイオンがマイナスイオンの働きをしますから、
結果においてマイナスすなわち酸性食品と云われる所以なのです。
反対にイオン透過するものとしては
海のワカメ・ヒジキ・昆布、健康食品のサンゴ草などなどは、
海水で育ちますのでイオン透過します。
そしてこれらはプラスイオンですから、
イオン透過すればそのままプラスイオンすなわちアルカリの働きをします。
したがって、立派なアルカリ性食品と言うことができます。
以上を、もう一度整理し直してみましょう。
原則として、陸のものは分極し、
海のものおよび純度の高いもの(医薬品・科学的物質等)は
そのままイオン透過します。
医薬品や科学的合成品などはすべてマイナスイオンを有していて、
そのままマイナスイオンで入っていきますので
酸性の度を強めることになります。
東洋医学では、酸性傾向をお血現象とか、お血体質などと呼び、
健康面での大きな阻害要因として捉えていますので、
体内のマイナスイオン(酸性化)の増加には
十分な注意をしなければなりません。

高熱が塩素とナトリウムを固く結びつける

イオンの論理から見ても、
また塩素が体内で高血圧などを引き起こす原因となっていることからも、
塩素はぜひ単独で体外へ排泄したいもの。
しかし、塩が精製される工程でいったん高熱を与えられると、
塩素とナトリウムの結びつきは強固になつてしまいます。
塩の種類によって、塩素が体外へ排泄されにくいものもあると言ったのは、
このことです。
塩化ナトリウムは通常、
水に溶けると塩素とナトリウムに分離すると言われています。
しかし、一度高熱で処理され、
塩素とナトリウムの結合が固くなっている塩の場合、
体内に入っても分離しません。
この、塩が塩素とナトリウムに分離するか否かが、
身体によい塩と悪い塩を分別する一つのキーポイントです。
塩素とナトリウムが固く結合して分離することができなければ、
塩素はナトリウムと結合したままで体内を移動することとなります。
尿や汗などとして排泄されるべき塩素が
ナトリウムと結合したままで体内に残った場合、
前述したように、血圧を上昇させることになります。
塩素が、ナトリウムと一緒になって体内に残ってもらっては困るのです。
ですから、血圧を上げないためにも、
また身体を健康に保つためにも低温処理をした塩を選んで摂ることです。
そうすれば、塩素とナトリウムの結合が弱いため、
身体に必要ない分の塩素は体外に排泄され、ナトリウムだけが体内に残ります。
低温処理の塩の長所はこの他にもあります。
ナトリウムと塩素が分離すれば体内のナトリウムが正常に作用するため、
塩を摂ってもむくみなどが起こりません。
特に高血圧の人の場合、塩分を摂りすぎると、
身体の塩分濃度を一定に保とうとする腎臓に負担がかかって
むくみなどを引き起こします。
これは体内に急に増えた塩分を薄めようと、
細胞内に水分が取り込まれるからです。
いわば、身体が自動的に行う応急処置のようなものです。
しかし、低温処理をした塩を摂った場合は、このむくみが起こりません。
塩素とナトリウムが別々に働き、
身体の塩分と水分の濃度を整えてくれるからです。
このように、精製時に塩に加えられる熱が、
それぞれの塩の性質を大きく変化させ、
身体に与える影響も大きく変えてしまいます。

海水と熱

海水を煮詰めると
硫酸カルシウムが分離個体となって析出し、
次に塩と言われる塩化ナトリウムが析出し
残りが苦い味の〈ニガリ〉となって析出します。
ニガリには
カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン酸・二酸化炭素・水素などが
含まれ、熟を加えているためイオン化しているのが通例です。
海水を熱し、あるいはイオン交換により精製した塩に、
熟を加えてイオン化したニガリを加えても、
一度閉殻した電子配置は変わることがないため、単なる混合状態にすぎず、
熱を加えない自然塩のようなイオン化前の状態には戻りません。
物質がイオン化しているか否かは、大きな違いがあり、
イオン化した物質は直ちに細胞に作用して反応を引き起こします。
例えば、イオン化したカルシウムは、
体内細胞のマイナス電位に集結して凝結を生じてしまいます。
塩化ナトリウムの場合は直ちに細胞に作用し、
細胞の異常活性化を招いて収縮し、凝血することとなります。
また細胞膜においては、
純度が高くなるほどイオン透過して分極を生じませんので、
ナトリウムは体内のプラス電位要素としては必要ですが、
塩素は微量でよいはずです。
しかし、閉殻して結合の固い塩化ナトリウムは、
体内の量が増加すると
細胞の異常活性⇒収縮⇒凝結⇒老化を生ずる結果となります。
人が必要とする食物は体内において、乳じゃく状態となって分極し、
さらにイオン化前の状態の食物(割合食物)こそが必要なのですから、
塩は低温処理されたものを使用すべきで、
加えられる熟は60度が限界と言ってよいでしょう。
60度以上の熱が加えられると、ナトリウムと塩素がイオン化したうえ、
結合度の高い塩となり、大きな問題点となって現われます。
人が体内に取り入れる塩は低温処理された塩であることの理由は、
体内のマイナスイオンの増加を防止しょうという意味でもあります。
マイナスイオンの増加はお血体質の原因に連なり、
細胞の活性化程度の増量であれば問題も少ないが、
マイナスイオンの異常増加現象を生ずる
細胞の異常活性化⇒凝結⇒収縮⇒硬変⇒老化へと進み、
お血現象が明瞭化したときは既に手遅れ状態となります。
ナトリウムの最外殻電子(価電子)が
塩素の最外殻電子(価電子)に組み入れられると、
電子配置は閉殻して安定分離しつらくなってしまいます(結合が固くなる)。
つまり、熱を加えると電子配置の閉殻を促進させることになるので、
塩は60度以上の熱を加えるなということになります。
自然塩は化学塩から見ると電子配置の閉殻が少なく、
ナトリウム・塩素ともにイオン状態ではありません。
しかし、ナトリウムは価電子1個を他に与えるとNe型の完全な電子配置となり、
一価のプラスイオンとなりやすい性質をもち、
価電子17個の塩素は最外殻に他からの電子1個を取り入れると
型の安定な電子配置となって
一価のマイナスイオンになりやすい性質を待っています。
化学塩のようにイオン化した塩(熱処理やイオン交換による塩)の場合、
プラスイオンもマイナスイオンも体内に入れることになるが、
自然塩であれば体内で化学変化を生じた場合、イオン化の問題が少なく、
マイナスイオンによる障害も少なくなります。
マイナスイオンが多くなると腎臓の働きを可能にして、血管も固くなり、
筋肉や細胞は脱水して硬変してしまうことになりますので、
十分な注意を払わなければなりません。
ナトリウムと塩素が結合前の混合状態で体内に摂り入れるのが理想的なのです。
したがって、熱を加えたり、イオン交換などを行ない、
ナトリウムと塩素の結合を高めないほうがよいわけです。
また塩を摂る場合、
自然の動植物に1度吸収させて副合物質として摂ると
さらに効果的な必要元素摂取方法となり、塩素イオンの害も除かれ、
料理もおいしくすることができます。
この項は、いささか専門的かつ科学的な方向へと話がいってしまいましたが、
塩がいかに熟によって固く結びついてしまい、
その結合がいかに人体に悪影響を及ぼすかを、少々難しくなっても、
ぜひ理解してほしかったからに他なりません。
どんなに「高熱がナトリウムと塩素を固く結びつけてしまう」と繰り返しても、化学的な説明が十分にできなければ、具体性に欠くばかりか、
信頼もされにくいものです。ですから、あえてこの項目を設けました。
わかっても、わからなくても、
こうした科学的な事実があるということだけは認識していただき、
人体に悪影響を与えない塩を摂取するための目安としてください。

人間の身体と東洋医学  ●従来の東洋医学

東洋医学は按摩・鍼・灸の技術と漢方薬で成り立っています。
按摩・鍼・灸は身体の表面、漢方薬は身体の中から体調を整え、
病気を治療します。
これらの医術は、古代中国の自然観に基づいています。
これを陰陽五行説と言います。
もともと陰陽五行説は、陰陽説と五行説という別々の思想が、
中国の戦国時代末期に融合したものです。
陰陽説は、
万物を男と女、
天と地、
プラスとマイナスというように陰と陽に分け、
互いを相対的に位置づけ、それぞれの役割を担うというものです。
また五行説とは、
すべての事物を「木・火・土・金・水」の五つに当てはめ、
このいずれかによって、事物は構成されているという考え方です。
この考え方は、
木は植物、
火は熟、
土は大地や土壌、
金は鉱物、
水は液体という意味をもち、
このいずれかの一つでもバランスが崩れると、
自然界に変調をきたすと考えます。
さらに東洋医学の考え方には、
人体を小宇宙、自然界を大宇宙と位置づけ、
陰陽五行説を人体にそのまま当てはめて考えます。
例えば、男性は陽、女性は陰というように。
人体の内臓も同様です。
五臓 肝臓・心臓・ひ臓・肺・腎臓)が陰、
六腑(胆嚢・小腸・胃・大腸・膜胱二二焦)が陽に分けられます。
それと同時に、
この五臓六腑は、
木が肝臓・胆嚢、
火が心臓・小腸、
土がひ臓・胃、
金が肺・大腸、
水が腎臓・勝胱を意味します。
つまり、それぞれが有機的に結びつき、体調のバランスをとっている、
これが東洋医学の考え方です。
ですから、東洋医学をベースに考えると、
人の身体も宇宙も木・火・土・金・水によってできていて、
それらのいずれかが変調をきたすと
健康を害してしまうということになるわけです。
東洋医学はこのように、常に全体のバランスを重視するため、
例えば、一見局所的な症状に見える場合でも、
全身的な診断を行なったうえで総合的な治療を施します。
これが西洋医学と違うところです。

●五臓と六腑の相互関係

●五臓と六腑の相互関係
前に述べたように、
東洋医学では陰に属する五臓と、陽に属する六腑が、
五行のそれぞれに当てはめられます。
そして、その五臓六腑はそれぞれのパートナー、
肝臓と胆嚢、心臓と小腸、ひ臓と胃、肺と大腸、腎臓と勝胱というように、
補い合う相手が決まっています。
腑の三焦は電子エネルギーをつかさどるもので、
補う内臓を心包と言い、心臓を保護する重要なもの。
これで六臓六腑となり、
互いに補い合ってこそ人の生命活動が維持されるものと考えるものです。
また、木・火・土・金・水の五行は、それぞれが生命を維持するために、
互いを必要としています。
つまり、木が燃えれば火が生まれ、火は灰である土を作り、
その土からは金ができ、金は水を生み、水は木を成長させ、
そして木は土の養分で成長し、土は水をせき止め、水は火を消し、
火は金を溶かし、金は木を切り倒すという関係を
東洋医学では相剋関係と言います。
このように東洋医学では、この五行の特別な性質を六臓六腑に当てはめて、
生命活動を説明しています。
したがって、
東洋医学は現代医学が長年追い求めてきた合理的・科学的手段を採りません。
つまり外科的・解剖学的な方法を採用しないということです。
むしろ、人間と自然、人体と痛気との関係を重視し、病気になったり、
体調を崩したりするのは、
六臓六腑の相補関係や相剋関係を元に戻すということを第一に考えるものです。
もうすこし簡単に言えば、
本来人がもっている自然治癒力を回復させること、
これが東洋医学的治療法なのです。
さて、病気とはなんでしょうか? 
ここで言う病気とは、疾病のことではありません。
現代医学で言う疾病は、
物理的・科学的原因による障害・細菌・ウイルスなどの感染、
先天的な身体の機能の異常、炎症、循環障害を指すもので、
病気とは一線を画すものです。
病気という言葉はもともと東洋医学から生まれたもので、
東洋医学の「人体の気の病」が語源となっています。
その気とは、大気・天気・空気の気であり、邪気や元気の気であり、
自然や人体などのバランスをコントロールする根元的な要素をさし、
生命エネルギーそのものだと、東洋医学では考えています。
そして気には、人体が生まれながらにしてもっている気と、
自然界から取り入れる気とがあります。
それらが、補完し合いながら生命活動を仙維持していると考えるものです。
人は皆、この気をコントロールする力を自らがもっていて、
その力によって病気に対する自然治癒力を高めることができるというものが
東洋医学の考え方です。

●気(エネルギー)の循環経路

次に、東洋医学で言う気についてもう少し説明しておきましょう。
東洋医学では、気が体内を循環する経路を(経絡)と呼びます。
経は身体を縦に通つているもの、
絡は身体を左右に通っているものと考えられています。
人体の中には12の経絡があると考えられていて、
(正経十二経)と呼びます。
しかし、
正経十二経だけではエネルギーの循環をうまく調節できない場合が出てきます。
そうした時、正経十二経を助ける役割を果たすのが(奇経人脈)です。
奇経八脈は正経十二経とは別のルートで
体内の縦・横・斜めに走っているもので、これまた人体をつかさどる経絡です。
奇経八脈には、顔の中心から胸・腹まで通っている(任脈)と、
尻から背中・首・後頭部・顔へと走っている(督脈)があり、
重要な経絡と考えられています。
人の身体は、この正経十二経と杏経八脈という経絡を、
エネルギーが通ることで、各臓腑の健康を維持していることになります。
身体の異常とは、
この経絡をエネルギーがうまく流れなくなることから始まります。
最初はコリヤシコリ・痛みとなって現われ、その異常が現れた場所を、
(経穴)と呼び一般的にツボと呼ばれるものです。
よく「胃のツボ」はここだとか、
「心臓のツボはここ」などと言われますが
ツボに現れるコリヤシコリ・痛みなどの経絡をたどることで、
どの臓腑が異常をきたしているのかを判断します。
そして、マッサージャ指圧、鍼や灸、漢方薬などを用いて
異常をきたしている部分を正常な形に回復させるというのが
東洋医学の治療方法です。
このように、東洋医学の基本的な考え方は、
中国の古来の思想である五行陰陽説を基礎とし、
六臓六譜の有機的なつながりや
バランスを重視しながら人が本来もっている身体機能を
調整することを目的としています。
その方法が指圧・鍼・灸・漢方薬のいずれの場合であっても、
体内の異常な部位を治すというよりは、
あくまで人が本来持っている正常な機能に戻すことを目的としています。
これが、現代医学とは根本的に違う点と言えます。

●人体は磁気体である

では、気(エネルギー) とはいったいなんなのでしょうか?
東洋医学でいう気については、
正体不明の不思議なエネルギーとして長い間、
多くの研究者がその解明に取り組んできました。
しかしそれは今でもはっきりとは解明されていません。
解明されない原因には、
東洋医学を現代医学の視点から理解しょうとすることが挙げられます。
ですから、
東洋医学と現代医学という枠組みを越えて考えてみてはどうでしょうか。
現代医学の組織・細胞学、また生物学や物理学などの分野までを
東洋医学と合わせて考えてみるのです。
そうすると、
最終的に「気は磁気であり、人体は生きた磁気体だ」という結論に達します。
どういうことかと言うと、物質が何から成り立っているかを考えることです。
物質は分子が、分子は原子が、原子は素粒子(陽子中性子電子など)が
集まって成り立っています。
ですから、
この粒子が集まって物質を作り上げているということに他なりません。
そして最小単位である素粒子は電気を帯びていて、磁気を発生しています。
それらの力で素粒子は原子に、原子は分子に、分子は物質にと
なっていくわけです。
ですから当然、最終的にできた物質も磁気性をもっていることは自明でしょう。
人間の身体も同様です。
人体を形作る骨や筋肉・臓腑も素粒子⇒原子⇒分子という形で
成り立っているわけですから、
「気は磁気であり、人体は生きた磁気体だ」との結論に
達するのも自然なことでしょう。
人体に電気が流れていることは、現代医学も認めています。
しかし、認めてはいるものの、
現代医学がそこに着目することはありませんでした。
それは、人体の生体磁気は地磁気(地球の磁気)の
100万分の1から1億分の1という微弱なものでほとんど計測不能なことから、
人体に影響を与えるほどのものではないと考えられていたからです。
しかし最近では、
世界最高水準の磁気シールドルーム(超伝導センサ)が完成し、
微弱な生体磁場(磁気)計測が可能になったことから、
生体磁気による生体機能の研究も始まります。
こうしたことから、現代医学でも今後は、
磁気について、研究が深まっていくでしょう。

院長
○○○○
副院長
○○○○
医師
○○○○
医師
○○○○
医師
○○○○