ひき肉の正体

とんでも目線

オーストラリアにおける「子取り用めす牛(繁殖めす牛)」は、
広大な牧場で子牛を産むための重要な生産基盤です。
彼女たちが役割を終えた後、
あるいは環境の変化によってどのような行方をたどるかは、
主に以下の3つのルートに分かれています。

1. 繁殖能力を終えた後の行方(加工肉への転用)

繁殖用として5〜7年間活動し、
高齢になったり妊娠しにくくなったりしためす牛は、
「経産牛(カウミート:Cow Meat)」として出荷されます。

  • ハンバーガー用パティ等の加工肉:
    めす牛の肉は脂肪が少なく赤身が多いものの、
    去勢牛に比べて肉質が硬いため、主にひき肉として加工されます。
  • 主要な輸出先:
    オーストラリアのカウミートは、
    マクドナルドをはじめとするハンバーガー文化の盛んなアメリカや、
    日本向けに大量に輸出されています。

2. 生体牛としての海外輸出(繁殖用・と畜用)
オーストラリアは世界最大級の生体牛輸出国であり、
めす牛が生きたまま船で海外へ輸出されるケースも多くあります。

3. 気候変動(干ばつ)による強制的な淘汰
オーストラリアの畜産業は、激しい「干ばつ(旱魃)」の影響を強く受けます。


オーストラリアの牛の総飼養頭数(約2,970万頭)における
肉牛とホルスタイン(乳牛)の割合は、大まかに以下のようになっています。

肉牛:約 93%(2,760万頭)

•乳牛:約 7%(210万頭)

•うちホルスタイン種:約 4.5%(乳牛全体の約 2/3、約140万頭)

•オーストラリアは世界有数の牛肉輸出国であり、圧倒的に肉牛の割合が高くなっています。

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