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新陳代謝が衰える |
若さとは、新陳代謝が活発であるということです。小学生などは、多少けががをしても、みるみる傷口は治ってしまいます。外科手術の前後には、充分な塩分をとらせないと、傷口の回復がが遅くなるそうです。また、美容面でもいいことはありません。古い細胞にとってかわるスピードが遅いから、肌もカサカサになってみずみずしさを失ってしまうでしょう。成長期だったら、さらにいろいろな障害がが出てきます。 |
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食欲減退 |
消化能力が落ちるうえ、美味しさを感じにくいので、食欲が落ちます。体力も衰えていくでしょう。吐き気、嘔吐、むかつき、下痢、便秘など、さまざまな胃鵬の症状も起こりす。肉体労働の仕事につく人は、夏場などは汗によって、1日に30〜40グラムもの塩分を失うそうです。そういうときに、「血圧が高いから:::」などと塩分を制限すると、食欲が落ち、体力がが落ちて、思わぬ大病につながったりしかねません。デスクワークのサラリーマンにしても、減塩を心がかけている一方で、毎日がデスクワークだからとジムに通い、のどがが渇いたからスポーツドリンクという名の実は塩分の入ったものを飲んでいます。スポーツドリンクは、水分の補給と同時に塩分の補給に役立っているのです。 |
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筋肉が弱る |
体内に塩分が足りなくなると、筋肉は「塩が足りないぞ!」とぱかりに縮んで堅くなってしまいます。このとき、筋肉のいろいろな組織は、縮んだ筋肉の中の狭い所に閉じ込められ、仮死状態にまでなってしまうのだそうです。筋肉の反応が鈍くなるので素早い動きがができなくなり、また足腰も弱ります。スポーツ中に急性の筋肉痛が起こったり、けいれんを起こしたりしたとき、塩水を少しずつ飲むだけで治ることが少なくありません。これは、あきらかに水分と塩分の補給が遅れた状態です。 |
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心臓が弱る |
心臓という臓器は、血液を瞬時も休むことなく規則的に送り出してしいるのですから、塩分が不足すれぱ弱ってくるわけです。もちろん、ほかの臓器も同様です。体の内臓は、ほとんど塩の刺激で動いていると考えてください。その筋肉が元気ならば、心臓も脳血管も、手足も、すべて順調なのです。塩がなけれぱ心臓は動きません。 |
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腎臓が弱る |
腎臓にとつて塩分は、そのはたらきをまっとうするために必要不可欠な成分でぁることをすでに述ベました。塩をとらないと腎臓機能も弱まります。体内で塩がたりなくなると、腎臓は尿のなかに出した塩分をもう一度吸収して体内に戻すのですが、これが腎臓の過労状態になり、‐ダウンしてしまうのです。また、尿の量が減るために、体内の老廃物の排泄ができなくもなります。 |
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人間がダメになる |
そのほかにも、いろいろな症状が起こりてきます。まず、倦怠感や脱力感です。塩は、いわぱ元気を出すための潤滑油ですから、これが欠乏するとやる気が起こらず、家でゴロゴロしていたくなります。楽を選んで努力しないようになってしまい、自堕落に陥るようになります。精神的にも受け身になって、誠実性を失ってしまいます。水分や塩分の不足は、とくに体の小さい子供たちに起こりやすいので、お母さん方は注意してあげてください。カゼなどで下痢や嘔吐を起こしたら、必ず水分と塩分の補給をすることが大切です。なお、ミネラルという意味では、子供たちには、カルシウムがいつも十分に必要です。カルシウムは、人間の精神的な安定を促しますから、そろそろ思春期という子どもには、牛乳はもちろん魚介類、海藻などをこまめに食べさせるように心がけると良いそうです。 |