ミネラルバランス塩で漬け物を漬けてみてください。
漬け込む野菜等の細胞内の水分が出すぎず、ビリビリとした塩辛さもなく、パリッと美味しく漬かります。
漬け物には、塩漬け、ぬか漬け、醤油漬け、味噌漬け、糀漬けなどいろいろありますが、
やはり基本は塩です。この塩の違いで、漬け物の風味は大きく変わってくるのです。
試しに、ミネラルバランス塩と精製塩とではどれだけ昧に差があるか、テストしてみました。
[白一采の塩漬け]
白菜を縦割りにし、その半分をさらに縦割りにして、
ミネラルバランス塩と精製塩とでそれぞれ漬けてみました。
●結果/短時間でわかるよう塩分をかなり多めにしましたが、
ミネラルバランス塩のほうはビリビリした塩カドがなく、マイルドな感じ。
一方、精製塩のほうは塩カドが感じられました。
[人参の塩漬け]
人参を5CmX2CmX厚さ1Cmの大きさに切って、100gずつビーカーに入れて、水50ml
ミネラルバランス塩と精製塩、それぞれ5%を加えて漬けてみました。
●結果/ミネラルバランス塩で漬け込んだもののほうが、みずみずしく、歯触りがよいと感じられました。
このほか、ナスの塩漬け、大根の味噌漬け、松前漬け(スルメ+醤油・みりん)などもテストしましたが、
いずれも味噌、醤油、みりんの風味がよくなり、素材の風味が引き出され、美味しく漬かりました。
また、精製塩に比べて漬け込む時間が早いという結果も得られました。
岡山の漬け物メーカー「まるみや」はそれを実践してミネラルバランス漬け物を製造しています。
ミネラルバランス塩の活躍の場は、まだまだたくさんあります。
私の知り合いの女性などは、「これを使ってから料理の脱が上がったみたいだ」と、たいへん喜んでいます。
では、そのいくつかをご紹介しましょう。
●野菜の塩もみがシャキッと
きゆうり、大根、人参、キャベツ……
野菜の塩もみの美味しさは、鮮やかな色とシャキッとした歯応えにあります。
ミネラルバランス塩を使うと、ミネラルが野菜の旨味を引き出し、シャキッと美味しく仕上がります。
●アク抜きが簡単、スピーディーに
野菜のアク抜きは、水または薄い塩水につけて行いますが、
けっこう時間がかかって忙しいときにはパスしたくなるものです。
そんなときミネラルバランス塩を使うと、野菜の浸透圧が変わり、細胞の水分の出入りが活発になるため、
アクが早く抜けます。
5〜10分漬けておけば十分なので、下ごしらえが簡単。また変色も防げ、野菜本来の風味を引き出します。
●煮くずれしない
煮物は煮くずれが気になりますが、ミネラルバランス塩を使えば、
素材の細胞中の水分を引き出しすぎないため、煮くずれを防ぐことができます。
また、塩味が早く材料に浸透するので煮あがりが早く、ミネラルの働きで風味も増します。
●炒め物がべたつかない
家庭で妙め物をすると、どうしても水っぽくなりがちです。
野菜炒めにミネラルバランス塩を使うと、野菜から水が出すぎずシャキッと妙めることができます。
パラパラご飯が命のチャーハンもうまくいきます。
●焼き魚がふっくらと
10〜15分前に魚にミネラルバランス塩をふるか、1%ミネラルバランス塩水に漬けておきます。
こうすることによって、魚の旨味はそのままに、余分な水分と生臭みだけが抜けます。
身に弾力性が増し、焼き上がりはふっくらとしていて、パサパサ感がありません。
焼きすぎても失敗しても大丈夫。その1%塩水をスプレーしてみてください。
飛びすぎた水とミネラルをもう一度、身に戻すことができる裏ワザが可能です。
もし焦げたとしてもスプレーすれば焦げの苦味をなくすこともできます。
●ブロイラーの臭みを消す
ミネラルバランス塩を使うと、ブロイラーのあの独特の臭みが消えます。
これは臭みの原因となるたんばく質の分解物に、ミネラルが結合して中和されるためです。
●ハンバーグをしっとりと焼き上げる
肉をこねるときにミネラルバランス塩を使うと、イオン化ミネラルの働きで肉の弾力性が増し、
しつとり、ふっくらしたハンバーグが焼き上がります。
ただし、ミネラルと一緒に水分が細胞内に入りやすくなるため、
いつもより水または牛乳の量は少々多めに、がコツ。
イオンの力で熱の伝導性がよくなりますから、中まで早く、しつかりと火が通ります。
●ゆで卵の黄身がきれいに
ゆでる水にミネラルバランス塩を一つまみ加えると、黄身が黒くならず、
きれいにゆでることができ、殻も楽にむけます。
これはイオン化したミネラルが、殻を通って卵の中に入り、自身を活性化させるためで、
白身自身も固くなりすぎず、美味しくゆであがります。
●麺頬はコシのあるゆで上がりで、しかものぴにくい
スパゲティやうどん、そば、ラーメンなど、麺類をゆでる際にミネラルバランス塩を使うと、
美味しくゆで上がります。浸透圧の関係で麺の中にスムーズに水分が吸収されるため弾力が増すからで、
ゆで時間も短縮できます。
また、麺の表面が滑らかになってゆで上げてしばらく置いてものびにくく、水っぽくもなりません。
●手づくりパンがふっくら、時間がたっても固くなりにくい
ミネラルバランス塩のイオン化したミネラルが、水と一緒に小麦の組織細胞の中に入り込み、
細胞内部から保水するので、澱粉の粒子が膨らみ、パンがふっくらと美味しく焼き上がります。
また、手づくりのパンは市販のもののように防腐剤などを使わないだけに、
時間がたつとパサパサしたり固くなってしまうものですが、
細胞内に入った水や組織にとり込まれた水は蒸発しにくいので、ミネラルバランス塩を使うと、
しばらくおいても美味しさは変わりません。
それでも時間がたって乾いてしまったら、1%塩水をスプレーして焼いてください。
しつとりと焼き戻りします。
●手づくりうどんもシコシコに
うどんづくりの職人さんは、粉はもちろん水にもこだわるといいますが、
家庭でつくる場合はそうもいってられません。そこで、ミネラルバランス塩が大活躍します。
小麦粉と水を合わせて練るときにミネラルバランス塩を使うと、
まず水の質がよくなり、イオン化したミネラルと一緒に粉の細胞内部に浸透し、保水力が高まります。
そのため、シコシコしたコシのある美味しいうどんが打ち上がります。
●青臭い野菜ジュースやトマトジュースが飲みやすく
野菜ジュースにミネラルバランス塩を少量入れると、青臭さが抜け、酸味もマイルドになって、
飲みやすくなります。
また市販の無塩トマトジュースにミネラルバランス塩を入れると、美味しさが増します。
●塩辛いものがマイルドに
一見矛盾しているようにも思えますが、塩辛くしつこい味の煮物や汁物に、
一つまみのミネラルバランス塩を加えると、塩辛さが薄れて、まろみがでてきます。
これは多種のミネラルの旨味で、舌を刺すような塩化ナトリウムの刺激が抑えられ、
マイルドな味に変化するためです。
●まろやかさに欠ける酢を美味しく
美味しい酢は、アミノ酸やミネラルが多く含まれているので、ツンと鼻をつく刺激がなく、
味もまろやかで、水っぽくありません。
まろやかさに欠ける酢をそんな美味しい酢に変身させるには、
ミネラルバランス塩を加えることです。酢に不足しているミネラルが補われ、風味を増します。
その他どんな料理にも、このミネラルバランス塩を試してみてください。
素材本来の味が引き出され、料理が格段に美味しくなるはずです。